ひのもとのたみがよむブログ

by日本人目覚まし促進委員会

細菌やウイルスとの共生①

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みなさんは、細菌」「ウイルス」に対してどのようなイメージを持っていますか?

おそらく、ほとんどの人が「病気を起こす悪いもの」というイメージを持っているかと思います。

2019年12月から「コロナ騒ぎ」が始まり、日本の殺菌・消毒ブームに拍車がかかった気がします。

今では、スーパー、コンビニ、飲食店・・・どこに行っても「アルコール消毒液」が置いてありますよね。

これは、「細菌やウイルス=悪」という考えの象徴ではないでしょうか?

でも、「細菌やウイルス」は私たちの体にとって、本当に悪いものなのでしょうか?

「病気の原因なんだから、いいもののはずがない!!」

このように思うかもしれませんが、実は、それは「細菌やウイルス」に対しての偏見なのです😣

「細菌やウイルスでも、私たちの体に害がなく、むしろ私たちの体に役立ってくれるものもたくさんあるよ」

というお話をしていきたいと思いますが、長くなるので3回に分けて書きます。

 

微生物とは?

微生物とは、10分の1ミリより小さいもののことで、人間の肉眼では見えません。

細菌、ウイルス、カビなどが微生物と呼ばれています。(他にも種類はたくさんありますが、省略します)

細菌とウイルスの違い

細菌ウイルスも感染症を引き起こしますが、この2つはまったく別のものです。

【細菌】

  • 単細胞生物に属している
  • 環境の条件が整えば自己増殖できる
  • 大きさはヒトの細胞の10分の1程度の大きさで、光学顕微鏡で見ることができる

※細菌はウイルスの10倍~100倍の大きさ

ウイルス】

  • 生物かどうか微妙なところ(医学書などには、''生物と無生物の中間に位置するもの''と書かれている)
  • 自己増殖ができず、他の生物の細胞に寄生して増殖する
  • 細菌より小さく、ヒトの細胞の100~1000分の1程度の大きさで、電子顕微鏡でなければ見ることができない

【大きさの比較】

ヒトの細胞>細菌>ウイルス

※ウイルスは自己増殖ができないため、「生物ではない」という意見と、他の生物の細胞に寄生して増殖するため、「生物と言えなくもない」という意見があるみたいです。

ということで、微生物に分類されています。

微生物の数

「微生物ってどのくらいいるんだろう」と思いますよね😀

なんと、

地球上にいる生物の重さの3分の1くらいが微生物の重さだと言われています。

こちらの方が分かりやすいでしょうか👩?

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Googleで検索すると、一番上に出てきます。

宇宙の星の1億倍😲😲想像を絶しますね!!

そして、おそらくみなさん同じことを考えたのではないでしょうか?

「宇宙の星の数って、どれくらいなのだろう?」と😁

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こちらも、Googleで検索📱一番上に出てきます。追究が止まらない🔎✨

 

というわけで、想像を絶するほどのものすごい数の微生物が、私たちの身のまわりにいることが分かりましたね😀

いろんな菌が見つかっている

今まで、さまざまな菌が見つかってきました。

海の底には400度くらいの高温の場所があり、そこに住んでいる古細菌と呼ばれる微生物が見つかってきているようです。

放射線に強い菌!?

みなさん、デイノコッカス・ラディオデュランスって知っていますか?

これは、「放射線に強い(耐える)細菌」の名前です😀

デイノコッカス・ラディオデュランスは驚くほど放射線への耐性を持つ。―そして極度の高温、低温、酸の暴露にも。1950年代に、研究者は致死レベルの放射線を肉の缶詰めに当て、それから缶を開けた。中にはD・ラディオデュランスの無数の集落(コロニー)があった

放射線をあてたけれど、無傷だったということです😲

この回復力に富む細菌は、人間を殺すのに必要な放射線の1000倍に耐え、この性質のおかげで他の生物の生存できない原子力発電所の冷却槽の中で繁殖することができる。科学者たちは、いつの日か遺伝子を組み換えたD・ラディオデュランスを放し、放射性廃棄物を食べさせて浄化できるようにしたいと考えている。

「予防接種は迷って、悩んでもいいんだよ。」(青野典子、山田真 )より。引用元は「土と内臓―微生物がつくる世界」(デイビット・モントゴメリー、アン・ビクレー 著、片岡夏実 訳)だそうです。

この本(2017年10月発行)には、「放射性廃棄物の処分については、いま、方法がありません」と書かれています。今現在(2022年3月)もそうなのかは定かではありませんが、放射性物質が他の物質に変化していくまで、10万年かかるか20万年かかるかわからないそうです。

このように、細菌の中には私たち人間の未来を助けてくれるものもあるかもしれないのです。

それにしても、いろんな種類の細菌がいて面白いですね😀

とにかくこのデイノコッカス・ラディオデュランスの力には驚きます!!

細菌やウイルスについて見直す

これまで、細菌やウイルスのうち、ぼくたちにとって害になるものだけ注目し、それ以外に無数にある、ぼくたちの役に立ってくれている細菌やウイルスについては、あまり考えられてきませんでした。

「予防接種は迷って、悩んでもいいんだよ。」(青野典子、山田真 著)より

細菌やカビの''いいところ''は、割と知られています。

でも、ウイルスの''いいところ''は?

ほとんど知られていませんよね😣

なんだか、ウイルスが可哀想になってきました😢

ものごとは一方だけを見て判断するのではなく、いろんな方向から見ないといけないですね!

まとめ

地球上には膨大な数の、さまざまな種類の細菌やウイルスが存在しています。私たちは細菌やウイルスのことをよく知りもせず、殺菌、殺菌、殺菌、消毒、消毒、消毒・・・と、彼らを悪者扱いしていました。その中には、私たちの役に立ってくれているものもいるというのに・・・。

人間関係と一緒ですね😣

次回

実は、私たち人間の体の中のいろんな組織のDNAを調べたら、もともとは細菌やウイルスだったDNAがゴロゴロあることがわかってきました!!

ということで、次回は人間の免疫についてのお話をしたいと思います👩

最後までお読みいただき、ありがとうございました🙇‍♀️

次回も、お楽しみに!

【参考】

 

他、ネットの情報